ドライアイス

ドライアイスは、沸点が氷よりもずっと低い-78.5 ℃なので、冷凍食品の保存や保冷状態の維持などに最適です。また、気化して無くなってしまうため、氷のように液体として残ったりしません。そのため、意外に知られていませんが、日常生活の中で保冷剤としてさまざまな形で活躍しています。

  • check冷凍食品の持ち運びや運搬の際の保冷剤
  • check冷凍庫の故障や引越などの時の保存
  • checkキャンプなどで使う氷を保冷
  • check人や動物のご遺体の保存
  • check舞台、イベントの白煙の演出 など

大きさや形が決まっている保冷剤や、時間が経つと溶けて水になってしまう氷より、ドライアイス安価手軽便利にご利用いただける保冷剤です!
 

ドライアイスの種類

ドライアイスブロック型 ドライアイススライス型 ドライアイスペレット型
ブロック型 スライス型 ペレット型

ドライアイスは、ブロック型の方が溶けにくく長時間にわたって利用することが可能です。しかし、利用する際にハンマーなどで小さく割って使う必要があります。スライス型ペレット型などは、ブロック型に比べて短時間ではありますが、より急速に冷やすことが可能です。
 

知っておきたい! ドライアイスの特性と活用方法


ドライアイスは、特殊な装置を使って二酸化炭素に圧力をかけ、冷却して固体化したものです。この二酸化炭素(炭酸ガス)は、製油所の精製過程、アンモニアの製造過程、ビール工場等の発酵過程などで出る副産物として出る二酸化炭素(炭酸ガス)を利用しています。こうして出た二酸化炭素を加圧して、ドライアイスを精製します。
ドライアイスは、温度が氷より低く溶けても液体にならず気化します。つまり、氷などとは違い、溶けても床が濡れません。この特性を生かして、冷凍商品・アイスクリーム・肉類・鮮魚類の冷凍、保冷に用いられます。逆に気化する際に炭酸ガスが出るため、鮮魚や野菜など生鮮植物の冷蔵には向きません。冷凍された状態のモノを保冷状態にすることに優れた商品です。

また、水やお湯などの液体にドライアイスを入れると急速に冷やされた液体が固体粉末となり、白い煙がモクモクと発生します。これを利用して舞台演出・結婚式・イベントの演出に使われます。

さらに人や動物のご遺体の保存にも使われ、火葬しても有害なガスが発生しないことからこちらの需要も大変多くなっています。

その他、ドライアイスを高速で噴射し、気化する際に汚れも一緒に空中に運ぶ性質を利用したドライアイス洗浄。医療の切除治療、化学実験での寒剤など用途は豊富です。
 


 
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